定年退職後も働きたい!シニアが定年後も働くメリットとは?

65歳を目前にして「定年を迎えたあとも働くべきかな」と、定年後のことについて考えるシニアの方も多いでしょう。

そこでこの記事では定年退職後も働きたいと思っているシニアの方の実態から、定年後も働くメリットについて紹介します。

この記事を読むことで、定年退職後も働くべき理由がハッキリとわかるので「働き続ける」という決断に前向きになれます。

この記事のポイント

  • 定年退職後も働きたいと思っているシニアは4人に3人と過半数以上いる
  • 人生100年時代において「定年後に働かない」という判断の方がデメリットでしかない
  • 収支面でも健康面でもシニアが定年後に働くメリットは多い

定年退職後も働きたいと思っているシニアは過半数以上

高齢者雇用安定法の改正で65歳までの雇用は義務となっており、70歳までの就業確保は「努力義務」とされています。

定年が引き上げられた理由の1つに、平均寿命が伸びている「人生100年時代」という要素が関係しているでしょう。

しかし70歳まで働けたとしても、まだ30年あまり人生が残っているため「定年退職後も働きたい」と考えるシニアの方が増えています。

定年退職経験者に、定年後の仕事継続状況を聞いたところ、男性の約72%、女性の約55%が定年後も働くことを継続。

引用:https://markezine.jp/article/detail/22719

過半数以上のシニアの方が「定年後も働いていたい」と思っていることがわかります。

また同調査によると、「定年後も働く理由」として、もっとも多いのは「家計・生計のため」というものでした(60代前半の場合)。

定年退職を迎えたとしても残りの人生がまだまだ長いため、生活資金を確保するためにも働きたいと思っているシニアは多くなっています。

シニアが定年後も働くメリット

シニアの方が定年後も働くメリットとして次の3つが挙げられます。

  • 認知症対策になる
  • 健康増進につながる
  • 再雇用されればメリットが多い

無理しない程度で働くことで、健康面でも収入面でもメリットが非常に多いです。

それぞれ解説します。

認知症対策になる

定年を迎えて仕事をしなくなった途端、認知症が進むなんてケースもあるので定年後も働き続けることで認知症対策になります。

掃除などの単純作業でも良いですが、パソコンを使った在宅ワークなど体力的に負担が少なく頭を使う仕事をやってみると、脳が活性化されるためおすすめです。

健康増進につながる

定年後も働き続けることで、軽く身体を動かす機会になるため健康増進につながります。

定年を迎えて仕事をしなくなった場合「1日中家の中で何もせずに過ごす」なんてことも多くなってくるでしょう。

何もしなくなってしまうと食欲低下や体力の低下に繋がってしまいます。

老化を防いで若々しさを保つためには適度に身体を動かす必要もあるので、定年後も働くことがおすすめです。

再雇用されればメリットが多い

65歳で定年を迎えたあと、70歳まで再雇用をしてもらえた場合収入面でメリットが高くなります。

たとえば70歳まで厚生年金に加入できたり、年金の受給時期の繰り下げができたりします。

65歳で定年を迎えた場合よりも、1ヶ月あたりの受給額が増えるため定年後に同じ会社で再雇用されるのは非常にメリットが多いといえるでしょう。

まとめ

定年退職後も働きたい!シニアが定年後も働くメリットについてまとめます。

  • 定年退職後も働きたいと思っているシニアは4人に3人と過半数以上いる
  • 人生100年時代において「定年後に働かない」という判断の方がデメリットでしかない
  • 収支面でも健康面でもシニアが定年後に働くメリットは多い

定年退職を迎えたとしても、残りの人生は30年あるとされているだけに「定年退職後も働きたい」と考えるシニアの方は過半数以上です。

また収支面はもちろんのこと認知症対策になるなど、健康面からみても定年後に働くメリットは非常に多いと言えるでしょう。

定年後に働かないという選択肢はデメリットが多いので、体力的に負担のない仕事を継続することがおすすめです。